ニッケイ新聞 2010年3月3日付け
ウルグアイで1日、元ゲリラのホセ・ムヒカ氏が新大統領に就任と2日付けフォーリャ紙が報じた。ルーラ大統領らを迎えた就任式で、メルコスルに大国は小国を労わるような相互性を求めた。
国家の発展には、エネルギーや教育、環境、治安、投資促進政策で、野党との対話路線を強調。議会では数々の不具合を訂正しながら、南米連合の結束を強調した。
メルコスルは、愛すべき憎たらしい奴と呼んだ。ウルグアイにとってメルコスルは、夫婦のように死以外引き離すことはないというが、いつも夫に踏みつけられた妻のようであったという。ルーラ大統領は、もっと妻を愛すべきであったと注文に同意した。
同大統領はルーラ路線に見習い、多党派工作を行うのが公約であった。国策として最優先は、教育と人材育成を指摘。新大統領は14年間を刑務所で過ごし、清廉潔白で勇気ある政治の実現が夢であったようだ。