ニッケイ新聞 2010年3月4日付け
寿司バー&日本食レストラン「秀樹すし」の3号店が、先月24日、サンパウロ市ベラ・ビスタ区にオープンした。23日夜にオープニングセレモニーが行われ、常連客約2千人が招待された。
経営者の渕上秀樹さん(44、二世)は日本で10年間寿司職人として腕を磨いた後、2002年ピニェイロス区に1号店、06年モエマ区に2号店を開店。今回はベラ・ビスタにあったレストラン「小山」を改装し、秀樹すし3号店としてリニューアルオープンした。
開店パーティーで、渕上さんは集まった常連客を前に「みなさんの支援があってここまで店を大きくできた」とあいさつ、賑やかに鏡割りが行われた。
二階建ての店内は収容人数200人で、座敷も用意。駐在員の利用も考え、深夜0時まで営業している。
同店で初めて日本食を好きになったと話すデニーゼ・ゴウラルトさん(47)は、「この店の料理は格別、手間がかかっていて繊細」と太鼓判を押す。
レストラン「藍染」シェフの小池信也さんは「まともな日本料理を出す店がまた1つ増えた。日本料理界も高まっていく」と話した。
渕上さんは、「お客さんに気楽に日本的な雰囲気を味わってもらいたい。うちは商品だけでなく、店作りでもナンバーワンを目指し、正直な商売をやっていく」と情熱を見せていた。
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秀樹すしベラ・ビスタ店▼住所=R.Treze de Maio,1050,Bela Vista、営業時間=正午から午後3時(土日祝日は、午後4時)、午後7時から午前0時(日曜は午後11時)、電話=11・3283・1833