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ベレン=名井総領事が昼食会=短歌俳句関係者招き

ニッケイ新聞 2010年3月4日付け

 【ベレン発・既報関連】名井良三在ベレン総領事は2月26日正午、キンチーニョ・ボカイウーバ街に移転した在ベレン総領事公邸に、パラー州で日本文化の短歌や俳句を後世に伝えようと活動を続けているトメアスー(新井範明)、サンタイザベル(竹下澄子)、カスタニャール(工藤未敏)、ベレン(原田静子)地区の短歌・俳句会関係者と入賞者(23人)を昼食会に招待し、「近年にない入賞者の多いことは、日頃の皆さんの努力の賜です。さらなる発展を望みます」と激励した。
 なかでも、平成21年度NHK全国短歌大会に秀作と入選(2首)、俳句大会に特選と入選(2句)を果たした渡部リツさんの活躍を褒め称え、「日本にパラー州を紹介してくれたことを心から感謝します」と結んだ。会場には楠彰首席領事、小島、宍戸両領事も加わり、参加者と懇談。出席者を感動させていた。
 ◎渡部リツさんの作品
▼短歌(秀作)=「アマゾンに映える西日を背に受けて鍬胼の手をいたわり洗う」▼俳句(特選)=「移民史を一人ひもとく星月夜」(下小薗昭仁パラ―州通信員)