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サンパウロ市地下鉄公社新駅=写真改変で過大広告
ニッケイ新聞 2010年3月6日付け
サンパウロ市地下鉄のサコマン駅宣伝ポスターを体裁よく見せようと、サンパウロ市地下鉄公社が広告写真を改変したと5日付エスタード紙が報じた。マーケティング専門家は「過大広告だ。コンピューターでの写真改変は、現実にあるものをよりきれいに見せるためで、偽造するためではない」と批判。最大の問題は、画像から消されたものの中に、駅建設工事で壁にひびが生じ、わずかに傾いたアパートもあったこと。賠償金が支払われるかどうかさえ知らない住民からは、同公社が画像と同様に責任も消そうとすることを懸念する声も出ている。