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チチャレンガ号=同船会を呼びかけ=初の60年10月着組

ニッケイ新聞 2010年3月9日付け

 1960年10月10日サントス港着のチチャレンガ号の乗船者、大内八郎(68、静岡、おおうち・はちろう)さんと小沼忠志(73、東京、こうぬま・ただし)さんが初めての同船会を呼びかけている。横浜、神戸などあちこちから乗船したので、「全部合わせれば300人はいるのでは」と大内さん。
 19歳から3年間ほど米軍基地で飛行機修理の仕事していた小沼さんは、英語が話せたこともあり、チチャレンガ号が南アフリカのダーバンで寄港した際に下船、「ショックだった」と振り返る。「公園のベンチに〃白人のみ〃、〃有色のみ〃など書かれていた。郵便局に行ったら入り口も同じように分かれていたが、中に入ったら一緒だった」と笑う。
 大内さんは「10月10日ぐらい同船会をやりたい。家族みんなで集まって欲しい。初めてなので、とにかく連絡先を教えてください」と呼びかけた。
 連絡は大内さん(エスピリットサント州ビットリア在住=27・3315・5694、hachiro.vix@terra.com.br)、小沼さん(サンパウロ市=11・2936・1577、konumatadashi@hotmail.com)まで。