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ニッケイ新聞 2010年3月10日付け

 2010年度ミス・ユニバース日本代表に選ばれたのは、大分市役所で働く板井麻衣子さん(25、大分)。報道によれば、上智大学ポルトガル語学科出身。記者会見では、「大学時代はポ語を勉強しながら、世界各国の学生と過ごした」と話し、自慢のポ語を披露したよう。ポルトガル、いや、もしかしてブラジル留学経験者? 4千人の応募者から選ばれ、7月の世界大会に出場する。日本では認知度の低いポ語を大いにアピールして欲しいもの。
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 サンパウロ州立学校外国語センター(CEL)が進める日本語教材制作を支援する国際交流基金。その試行版の一部が完成、CELの日本語教師向けに説明会をするとのメールが同基金からあった。百周年を機に州教育局が盛り上げた「ビバ・ジャポン」のいい影響が続いているようだ。是非取材したいと思ったが、メールが届いたのは9日午後。説明会は同日午前9時半。どうしろというのだろうか…。
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 援協の南米日系高齢者福祉セミナー最終日。テーマを「南米高齢者福祉ネットワークづくり」に置いたパネルディスカッションでは、壇上の10人が感想を述べるのみで、全くディスカッション=議論されず、セミナーの目的の柱「福祉ネットワークづくり」について具体的な案はなし。このために来伯した金本伊津子教授も、「日系社会の人は議論を好みませんからね」と苦笑い。