ニッケイ新聞 2010年3月11日付け
9日にオープンした牛丼のすき家第1号店。10日付本面で「甘さ控えめ、塩分おおめ」と報じたが、玉井政彦社長から指摘があり、「甘さを控えているから、塩分が強く感じてしまうかもしれない」とのこと。日本の同店の味を知る客からは「汁が足りない」「紅しょうが、七味も欲しい」との声に加え、「丼ではないのでかき込みにくい」との意見も。担当者に聞くと、フォークが基本のブラジル人仕様にしているのだとか。
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どこの県人会でも、昨年度会計報告に忙しくなる年初め。福井県人会(志田茂夫会長)では、近年母県から厳しい監査が入るようになった。買い物の領収書を求められるほか、ガソリン代の用途まで尋ねられるという。ポ語で作成している会計報告書の邦訳にさえ手間がかかる。先進国レベルの細かい監査に、「そんなに知りたいならブラジルまで来てくれれば…」とついもらす志田会長。予算削減のなか、母県からの目も光っているよう。
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援協役員会議の各施設報告の中で、その月の運営工夫を披露する家入ハミルトン・特別養護老人施設あけぼのホーム長。今月は「月毎に優秀職員を表彰する」というもので、プレゼントはチョコレート。給料が少ないために、長く続かなかったり、ヘッドハンティングされる職員も多い中から生れたという。10年以上働いている秘書にパネトーネすらあげたことのない社長も身近にいるが、ぜひ学んで欲しい心意気。