ニッケイ新聞 2010年3月13日付け
開催中の「コ・フェスタ・イン・ブラジル」。日本の誇るマンガ・アニメなどコンテンツの祭典とあれば、さぞかしブラジルメディアや企業も興味を持っているだろう―と11日のプレス&トレードデーに足を運ぶと、集まった70人はほとんど日本人・日系人で何とも内輪な雰囲気。基調講演に至っては約30人のみ。「ちょっと変。ちゃんと広報してないんじゃないの?」と首をひねる人も。一般公開は14日まで。ブラジル人がどんな反応を示すのか興味深いところ。
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百周年を記念し、ノロエステ連合日伯文化協会が1月に刊行した『ノロエステ記念史』。傘下30団体の歴代会長のほか、現会員の名前も日ポ両語で記載されている。白石一資会長によれば、「最近は自分の名前を日本語で書けない人が増えている。この本を参考にしてもらいたい」と話す。百周年までは日本語を残したかった―と熱く思いを語る白石会長は、会議や総会でも日本語を大事にしている。今月末の総会で引退する可能性も示唆するが、今後とも〃移民のふるさと〃だけに日本語を残して欲しいもの。
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サンパウロ市はこのほど、条例で韓国人が多数居住するボン・レチーロを韓国伝統文化中心地域「コリアタウン」に指定した。民団新聞が報じた。市が進める外国人伝統文化観光特区の初めての指定で、今後、観光名所として行政・財政面で支援されるという。ブラジル韓人会はサンパウロ市などと共同で、4月に祝賀イベントを開催しているが、これから官民一体となった盛り上がりが期待できそうだ。