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連警発表=公共工事は全部談合=ゼネコン12社がカルテルを

ニッケイ新聞 2010年3月16日付け

 連邦警察は14日、アンドラーデ・グチエレスなどゼネコン12社が公共工事の入札に、平行して談合組織を結成と発表したことを14日付けフォーリャ紙が報じた。
 だから、入札で落札したゼネコンが、工事を施工するでもなく、工事契約金を受け取るわけでもない。入札社と施工社が異なる。入札価格は、全国的に組織されたカルテルで決まっている。
 しかし、談合には地方自治体も一枚噛んでいる。サルバドール市の地下鉄工事では、入札の終わった後、オデブレヒトは地下鉄公団から入札企業に代わって工事を請け負うよう呼び出された。
 サルバドール市とオデブレヒトとの間で、前以て話しができていたようだ。手続きは全て合法的に行われているので、検察庁の捜査が入る心配はないという。