コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２０１０年３月２５日付け

　筋肉痛かと思ったら、帯状疱疹だった。最初は右足の付け根に痛みを感じ、腰の付近に水疱瘡のような赤いボツボツができ、数日間でみるみる広がり痛くて歩けなくなり、医者からは即座に１０日間の自宅安静を命じられた。
　新聞社ＯＢからは「コロニアではインテリ病と言われている。これであんたもインテリの仲間入りだな」と冷やかされた。通常は腹部などにベルトの様に出るから「帯状」というが「君の場合は腰から膝に立てに出ているから〝棒状〟疱疹だな」と笑い飛ばす人も。
　マモナで湿布を作って直した体験談も聞いた。知人は「俺もなったが、腹をぐるっと回って反対側でくっつくと死ぬと言われ本気で怖かった」とか。「患部をマジックの線で囲むとそれ以上広まらない」というオマジナイを教えてくれる人も。コラム子は薬で良くなったが、心から近代医学の進歩に感謝した。（深）