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H1N1死者既に45人=冬を待たずに感染広がる

ニッケイ新聞 2010年3月26日付け

 本格的な冬の到来を前に行われた調査で、アマパーを除く25州と連邦直轄区での新型インフルエンザ(H1N1)による死者は45人に上っている事が判明した。
 25日付G1サイトによると、集計締切が12日~25日とばらつくものの、死者発生は9州。パラー22人を筆頭に、パラナ7人、アマゾナス5人、セアラ4人、マラニョン3人と続き、アラゴアス、ミナス、パライバ、サンパウロ州は各1人。内16人が妊婦だった。
 保健省担当者によれば、北、北東伯での死者が多いのは、雨季とそれに伴う気温低下が原因。
 09年中に2540人が感染272人死亡の南大河州や、2484人が感染141人死亡のサンタカタリーナ州など、南と南東伯の死者が少ないのは、夏の高温が好影響を与えたという。
 24日の報道では、22日からの予防接種第2段階(妊婦と小児、慢性疾患患者対象で4月2日まで)で、リオ州とミナス州、マラニョン州、パラー州、アラゴアス州では、ワクチンの不着、不足も起きている様だ。25日付エスタード紙によると、H1N1は1918年に流行したスペイン風邪に似ているという。

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