ニッケイ新聞 2010年3月26日付け
「ヨードのコントラストのアレルギー反応が陽性な方は?」
ヨード・コントラストは様々なタイプの放射線科に使用されています。主にCTスキャン検査に用いられています。
ヨードのアレルギー反応は予定知で、次のような方にリスクがあります。
1. 前回の検査でアレルギー反応があった人
2. 家族にアレルギー経歴のある人
3. 50歳以上の方、糖尿病の人、高血圧症者、腎臓障害者やアテノロルのような薬を服用している方
このようなリスクの可能性がある方は、ヨード・コントラストを避け、他の手段を要することです。
もし、他の手段が不可能ならば、アレルギー専門医を受診し、逆境効果治療ができる状況がある病院でCTスキャン検査を行う選択が重要です。
第2部 薬の相互作用
今日のように薬の種類が増加し、また、処方なしで妥当な価格でたやすく買える民間薬や自己治療の習慣、そして多薬治療によって、私たちの身体には多数の薬が含ませられています。このいくつもの薬の同時服用は反抗をおこし、別々に使用した際とは異なった期待外れの結果を出ます。この出された結果が相互作用と言われています。
では、薬の相互作用についてもう少し説明しましょう。
相互作用とは臨床的や薬理学的に、薬を一つ使用する場合と、二つ以上を使う場合、または食べ物やアルコール飲料と一緒に服用すると結果が違うところを意味しています。
多少の相互作用は、逆作用とはならず、薬効を高める可能性が見出されています。それゆえ、治療学的相互作用の薬効を得るには、そのメカニズムを知るこがキーポイントです。
多くの医師は薬の副作用や逆作用を避けて、治療結果を上げる事を目指し、多数の薬を処方しています。
しかし、素人の自己判断でいろいろな薬を一緒に服用すると危険にさらすことになりかねません。薬は扱い方によって、良いときと悪いときがあります。
多薬治療も同じく、危険にさらされることもあります。
現在は一人の患者が、同時に多数の専門医を廻って診てもらい、色々の薬を処方してもらうことが普通となっています。
たとえば、高血圧の薬を飲む方が、咳が出る問題で耳鼻咽頭科から薬をもらい、次に内分泌科から処方された薬を飲むと、全部で半ダース位の薬を服用することになります。
その薬全部を手の平に入れて、カプっと一気に飲むと相互作用が起こる原因となります。
そのため、各専門医に診てもらう際、服用している薬の名前を見せることです。
もし、医師でも専門以外の薬に関しては分からなく、多薬問題に余り興味がない場合もあるでしょう。特に、保健所などで大勢の患者さんを応対している医者には、あまり期待できません。
だから、私たち医師が心遣いをし、注意を払って薬の治療効果を高めなくてはなりません。(つづく)