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ニッケイ新聞 2010年3月26日付け

 モジ市で今週末、原爆巡回展が行われる=詳細本面=。「平和の鐘公園」があるサンタカタリーナ州ラーモス移住地には、長崎からの資料を展示する記念館がほぼ完成。昨年8月には、灯ろう流し(11月)で有名なレジストロで初めて原爆被害者鎮魂の灯ろうが流され、今年は子供たちを集め実施される予定。戦争の経験がほぼないブラジルでコロニアを通じ、平和の大切さを伝えるイベントが実施されるのは、興味深い限り。
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 「蘭は南米一の生産量、柿はブラジル全体の50%、びわに至っては約9割がモジで作られてるんですよ」と胸を張るのは4月9、10、11日に開催されるモジ秋祭り実行委員のメンバー。果物・野菜・花卉・しいたけ栽培などで活躍する日系農家の存在感が強い同地だが、最近は「毎朝30台以上のバスがサンパウロへ出ている」とか。農業が栄えると同時に、ベットタウン化がどんどん進んでいるようだ。
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 どこのミス・コンテストでももはやメスチッサの日系美女が目立ち、当たり前となってきているが―。モジ秋祭りの中で行われるミス・コンテストの候補にあがった28人の中で、9割がメスチッサだとか。兎も角も「ミス百周年」の中原エイコ・カリーナさんを輩出したモジとあれば、今年も注目したい。