ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
買物はエコバッグ持参で=プラスチックの利用削減
ニッケイ新聞 2010年3月31日付け
買い物用のプラスチックの袋が1日150万枚消費されるブラジルで、袋利用を減らすための州条例が認可された。
29日付エスタード紙によれば、全国初のプラスチック袋消費削減条例認可はリオ州で、7月15日に発効。小売店に袋代用のためのダンボールなどの常備を義務付け、プラスチック袋を使わずに持ち帰る商品5点ごとに3センターボ値引きさせるという。12年までの完全適用が目標だ。
全国でのプラスチック袋使用削減運動に合わせ、28日にイパネマ海岸でエコバッグ3千個を配ったミンク環境相は、全国の年間使用量が120億枚に上り、20%がその辺に捨てられるというプラスチック袋は、排水口を詰まらせたり、川や海を汚すため、「地球が悲鳴を上げている」と市民の協力を呼びかけた。09年は全国で6億枚の袋使用削減が達成出来たから、今年は15億枚削減を目指すという。