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人気の腕輪で本当に性交=ロンドリーナで販禁処置
ニッケイ新聞 2010年4月2日付け
パラナ州ロンドリーナで、青少年に人気のシリコン製腕輪(プセイラ)の色が原因で、未成年3人を含む4人が13歳少女と性行為を行い起訴される事件が起きた。
1日付エスタード紙などによると、容疑者3人がバス停で少女を見知ったのは3月14日の事。翌15日に再び少女に接近した一人は、手首にはめた黒い輪を引きちぎり、性交を望むという黒の輪を切ったんだからと言い始めた。少女の側も誘われるままに4人目の青年宅まで同行し、性行為も応じたという。
14歳以下の少女を相手にした性行為は、本人の意思に関わらず犯罪行為と見なされるが、両親に伴われ23日に警察を訪れた少女は、色の意味もある程度知っており、青年達に性行為を求められた時、応じなければならないと考えたという。
有罪となった場合、18歳の青年には8年から15年の刑が科せられる可能性があるが、事態を重く見たロンドリーナ司法当局は、31日に原因となったシリコン製の腕輪の販売を禁止した。
問題の腕輪は英国で流行り始めたもので、その色で、キスや抱擁、性行為など、様々な欲求を表すという。実際には単なる飾りとして売り買いする人も多いが、サンパウロ市では、新聞で色の意味が報じられた後、子供が親の勧めで使用をやめ、カメローなども販売自粛との報道もあった品だ。子供の生活や関心事に興味がなく、事件が起きてから慌てる親も多い。