ホーム | 日系社会ニュース | ニッケイ新聞社杯囲碁大会=増えるブラジル籍、非日系の入賞者

ニッケイ新聞社杯囲碁大会=増えるブラジル籍、非日系の入賞者

ニッケイ新聞 2010年4月6日付け

 ニッケイ新聞社杯囲碁大会が3月21日、サンパウロ市のブラジル日本棋院で開催され、4クラスに分かれて40人が参加した。
 オオサワ・ヒロアキ五段が並みいる九段格、七段、六段をおさえて優勝するなど、白熱した戦いを見せた。
 入賞者12人中5人がブラジル国籍所有者という結果になり、うち二人は非日系人。ブラジル社会への囲碁普及の地道な努力がようやく実を結び始めたことを感じさせる結果となった。
 また、30年の間、毎年二人ほどをブラジル代表として日本へ派遣しつづけており、村井修副理事長は「若者を囲碁にひきつけている大きな要素になっているのでは」と話している。
 結果は以下の通り。(敬称略)
 【五段以上戦】1位=オオサワ・ヒロアキ五段、2位=新宅光幸六段、3位=鳥山久夫九段格、【三―四段戦】1位=村井修四段、2位=岡野修平四段、3位=フィリッペ・ヘルマン四段、4位=友利達男四段、【初―二段戦】1位=サカジリ・フミオ二段、2位=謝栄吉二段、3位=城問正広二段、【級位者戦】1位=ラモン・S・レゼンデ五級、2位=ムライ・ミエコ五級。