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レジストロ=第2回平和灯ろう流しを8月に=教育局が後援、学生らも参加

ニッケイ新聞 2010年4月6日付け

 カッポンボニートで3月20日に行なわれた聖南西文化体育連盟(山村敏明会長)の定例会議で「平和灯ろう流し」が議題に上り、実施に向けて検討された。
 広島文化センターとブラジル被爆者平和協会の発案で昨年8月5日午後8時15分(日本時間8月6日午前8時15分)、原爆が投下された時間にあわせ、1分間の黙祷が捧げられ100基の灯ろうがリベイラ川に流された。
 今年はさらに拡大し、聖南西文化体育連盟、リベイラ沿岸日系団体連合会、広島文化センター、長崎県人会、ブラジル被爆者平和協会、レジストロ日伯文化協会の6団体の共催で、サンパウロ州教育局の後援を仰ぎ、第2回「平和灯ろう流し」が計画されている。
 ブラジル日本移民百周年で教育局が実施した日本文化体験プログラム「ビバ・ジャポン」の発案者でコーデネーターを務めた日野寛幸さんも会議に出席し、「州立学校の生徒にも参加してもらい、子供達に原爆の恐しさを知ってもらう機会にしたい」と話した。
 計画によれば、サンパウロと地元レジストロの州立校の生徒らが参加、500基の灯ろうが流される予定。
 胎内被爆者である平崎さんは、「この運動をレジストロから世界に訴えたい」と語った。(金子国栄さん通信)