ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
スイス人画家が描くサンパウロ市=カラフルな絵葉書で魅了
ニッケイ新聞 2010年4月9日付け
スイスで生まれ、サンパウロ市にほれ込んだ作家兼画家のアルミン・ギューガー氏の作品が、絵葉書として好評だという。
8日付エスタード紙によると、本名のアルミンに「ブラジルの」を意味する「ド・ブラジル」を組み合わせ、アルミンドと名乗る同氏は、1959年の初渡航以来、何度となく両国間を行き来した後、5年前からサンパウロ市に腰を落ち着けている。
自分が知る限り、サンパウロ市はニューヨークに次ぐ多人種混交の町だという同氏。立ち並ぶビルや車の流れなど、独自の視点で1点に2カ月かけて仕上げられた作品は、モエマのギャラリー・ジャウアペリで展示される他、絵葉書となって人々の目を楽しませている。
時には離れた所にある建物を近くに描き、「絵葉書でサンパウロ市の事を知ろうとする人は、全部近くにあると思い込んで苦労するのさ」と笑う一面も。友人の勧めで作ったやや大振りの変形絵葉書は、一般のものと違う趣向と喜ばれ、観光客を中心に買われていくという。