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株価指数が08年7月以降最高記録

ニッケイ新聞 2010年4月10日付け

 9日付エスタード紙によれば、平均株価指数低下が懸念されていたサンパウロ証券取引所(BOVESP)では、米国の3月の小売業界販売促進を受けて、8日の平均株価指数が2008年7月以降最高を記録したと発表した。
 米市場で小売業界の3月平均株価は9・1%の上昇を示し、過去10年間でも最良の月間報告となる。
 同証券取引所の株価指数は8日に1・4%の上昇をみせ、世界経済危機以前の08年7月2日以降で最高値の7万1784ポイントを記録した。
 為替相場は対ドルレアル高が進み、1ドル1・7780レアル(0・11%増)を記録。
 消費者物価指数は3月に0・52%の上昇に留まっているが、依然としてインフレ懸念が感じられる数字であり、政策金利の0・75%引き上げの必要性を維持するものとなっている。また、銀行間融資利率は一貫して上昇傾向にあるのも、政策金利引き上げを織り込んだ市場の動きと見られる。