ニッケイ新聞 2010年4月15日付け
5日からリオ州を襲った集中豪雨で、リオの観光名所であるコルコバードの丘への登山道が閉鎖され、キリスト像を見に行こうとする人々をがっかりさせている。
13日付サイトや14日付伯字紙などによると、チジュッカ公園内の土砂崩れは283カ所。キリスト像への登山道もご多分に漏れず、電車も車も通れない状況だ。
州観光局は一刻も早い回復を願っているが、現時点では登山道やキリスト像の清掃、修復作業には6カ月必要との声もあり、キリスト観光停止だけで300万レアル/月の減収となるという。登山道修復費150万レアルなど、同公園の修復費は総額500万レアルに達する見込みだ。
リオ市では、週末まで閉鎖予定のカタンドゥーバ公園で1万レアルの損失。ペドラ・ブランカ公園やカーザ・ポンタウ博物館、アスーデ博物館などの施設でも被害が出、当面は閉鎖されている。ニテロイ市のセーラ・ダ・チリリカ公園もアクセス不能となっている。