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財界人はセーラに投票?=ルーラを認めつつも

ニッケイ新聞 2010年4月16日付け

 【15日付けB―Side】「Executivo Valor」賞授賞式に参加した企業家142人は、過去8年間に自社ビジネスが大きく拡大したことを認めているが、その大多数は10月の大統領選挙では、野党側候補に投票する予定だ。111人からの回答によると、元サンパウロ州知事のジョゼ・セーラ氏(民主社会党)に投票する人は78%、元大統領府官房長官のジルマ・ロウセフ氏に投票する人は9%だった。マリーナ・シルバ上院議員(緑の党)には8人、シーロ・ゴメス下院議員(社会党)には1人が投票すると回答した。
 調査会社Vox Populiのマルコス・コインブラ取締役は、投票が義務付けられているため、有権者の多くは政治に無関心になり、余り考えなくてすむ従来の流れを継続した行動をとると指摘。「セーラ氏はそうした連続性からの変更で、ロウセフ氏は有利。ただ、彼女が当選するとも言えない」と付け加えた。