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東西南北

ニッケイ新聞 2010年4月16日付け

 サッカーのサンパウロ州選手権でトップを走るサントスが、14日のブラジル杯対グアラニ戦を8対1で制した。ネイマール5点、ロビーニョ2点、マルセル1点という試合結果は、創立98年の記念日のプレゼント? 日本選抜チーム監督を努めた事があるジーコが、ネイマールは選抜入りの資格ありと言った事もあり、本人も「どうやったら、南ア大会に行けるか」とロビーニョに聞いてみると言い出したとの話も。監督のドゥンガのメガネに適わなければ南ア行きはあり得ないが、18歳の野望とサントスFCの勢いはどこまで行くか。
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 14日に抽選が行われたメガ・セナで、6つの番号を当てたくじが1枚ある事が判明。リオ市で賭けたくじが当たったもので、所有者は1900万レアル余りの賞金を受取る事が出来る。番号5つが当たった228枚の賞金は7995レアル、番号4つが当たった1万枚余りの賞金は242レアル。今回の当選番号は11、13、27、34、46、49だった。
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 マンテガ経済相が15日、建築資材の減税処置を12月31日まで延長すると発表した。従来は6月30日で打ち切り予定だった減税処置の延長は、現場の需要と建築資材の値上り傾向などを見て判断したという。ルーラ政権が打出した「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィダ(我が家、我が人生)」が、思ったほど進んでないとの報道もあった直後だけに、政策推進のためかと勘ぐりたくなるのは天邪鬼(あまのじゃく)か。水害の多発で、住宅建設や改修工事の必要度も高いだけに、市場は大歓迎する事だろうだが、ファヴェーラなどの危険地域からの移転用住居建設はいつまでに完了? バイア州でも集中豪雨で死者発生の報道も気がかりだ。