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レイディ・ラウラ逝く=カルロス悲哀の誕生日
ニッケイ新聞 2010年4月20日付け
ブラジル歌謡界の〃王〃ロベルト・カルロスの母で、3月31日から肺炎などの加療中だったラウラ・モレイラ・ブラーガさんが、17日18時20分、リオ市南部の病院で死去。96歳だった。
エラスモ・カルロスと共に1976年に作ったヒット曲〃レイディ・ラウラ〃に歌われ、息子の舞台をいつも傍で見守ってきたラウラさん。R・カルロスの音楽、宗教的素地は彼女が作ったとされ、R・カルロスも母の容態が少し良くなったとの判断で米国ツアー決行後の死だ。
17日のニューヨークでのショーでも〃レイディ・ラウラ〃を歌ったR・カルロスは、最後の曲を歌い終えた時に母の死を知らされ、アンコールには応じないまま、会場を後にしたという。
誕生日を母と共に過ごそうと、当初から18日の帰伯を予定していたR・カルロスだが、69歳の誕生日に当たる19日午前中に行われたラウラさんの埋葬には、多くのファンも駆けつけた。