ニッケイ新聞 2010年4月20日付け
毎年3万人が来場するサンパウロ市北部最大の日系イベント『第5回日系祭り』(タマエ・ヨシアキ実行委員長)が24、25の両日、サンパウロ市サンターナ区の「クルーベ・エスコーラ・ジャルジン・サンパウロ」(Rua Viri, 425)で開催される。
ツクルビー、イミリン、ビラ・ノーヴァ・カショエイリーニャ、カンポ・リンポの各文協とサンタマリア沖縄県人会、グアルーリョス文体連、アニャンゲーラ日系クラブ、ジガンテ野球クラブの8団体、希望の家、やすらぎホーム、こどものその、憩の園など、日系4福祉施設の共催。
両日とも午前10時~午後8時までの開催。舞台では、太鼓、舞踊が披露され、折り紙やコスプレ、生け花のワークショップも。各団体が日本食の屋台を出店するほか、約60の場ザリスタが出店する。
タマエ実行委員長、今泉ヨシオ副実行委員長、高山ジェルソン会計担当、同イベントを広報するサイト「ICARO」の小川彰夫会長らが15日に来社し、PRを行った。
タマエ委員長は、「若い世代とイベントを運営することで日系文化を引き継ぎ、それと共にブラジル社会にも伝えていきたい」と意気込む。
今年からは、暖簾、提灯、門松など様々な日本のデコレーションを増やし、会場の日本色を濃くしていくという。
関係者らは、「年々来場者が増えていることから、来年からは会場を移すことも検討している」と明かし、「入場は無料ですが、福祉団体に寄付する1キロの腐らない食べ物をご持参ください」と協力を呼びかけた。