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工業生産番付=インドに越されブラジル10位=中国は日本を抜き2位に

ニッケイ新聞 2010年4月21日付け

 ブラジルが世界第9位の工業生産国から下落―。国連工業開発機関が発表した2009年の世界の工業生産総額推計によれば、ブラジルはインドに超されて10位となる一方、中国は初めて日本を抜き、世界2位の工業生産大国へとのし上った。20日付けエスタード紙などが報じている。
 2000年に、世界で流通する工業製品の4品に1品は自国産という高いシェア(26・6%)を誇った米国も、00年から続いた下落が09年の危機で加速し、現在は18・9%。未だトップを走るものの、下からの脅威に脅かされている。
 00年に2位だった日本が当時4位(6・6%)の中国に抜かれるなど、ここ10年の変化は著しく、「完全に工業生産国の世界地図が様変わりしている」と国連の統計責任者が発言。
 工業生産総額は07年6兆7千億ドル、翌年6兆8100億ドルと増加してきたが、国連では昨年は前年比10%減となると推測している。
 ここ10年で生産力を倍増させた中国の09年の推定シェアは、日本の15・4%を上回る15・6%。欧州勢は著しい下落を見せている。
 一方、00年のシェアが1・66%だったブラジルは、06年にはそのシェアを1・89%に伸ばし世界9位の地位を得たが、09年の経済危機では他の新興国以上の影響を受けた。国連推計では、00年のシェア1・1%だったインドは、経済危機後、ブラジルを上回る成長を遂げ、そのシェアを2%へと倍増。この時点で、ブラジルはインドに追い越された。
 ブラジルの経済成長に比べ他の新興国の成長が著しいことは新興国の工業生産に占めるシェアからも明らかで、現在、世界の工業生産の44%を占める新興国中のブラジルのシェアは、過去15年間で、10%から7・2%へと下がっている。

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