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W杯のアルバムブーム=カード狙った強盗事件も

ニッケイ新聞 2010年4月24日付け

 サッカー狂の多いブラジルなら、6月に始まるサッカーのW杯関連グッズはのどから手が出るほど欲しいものの一つ。このW杯熱に、人気のカード集めが加わって起きたのが、パニーニ社発行のW杯アルバム用カード盗難事件だ。
 武装した5人組がサンパウロ州サントアンドレの配送会社を襲い、従業員約30人を制圧したのは21日23時30分頃。5人組は、5枚一組75センターボのカード1千枚入りの箱135個(2万250レアル相当)と従業員の携帯電話などを、駐車場にあった車で持ち去ったという。
 犯人は高値で闇に流すだろうと推測した警察は、23日にサンベルナルド・ド・カンポのファヴェーラで盗品を発見。この時点で女性2人が逮捕され、銃器1丁とコカインも押収された。
 カード集めは大人も子供も熱中するため、今度はカードを販売するバンカが狙われる可能性もあると、警戒を呼びかけている。