ニッケイ新聞 2010年4月24日付け
今現在、一般に市場に出ている和梨はほとんど「豊水」だという。というのも、70年代頃までは寒さがちょうど「20世紀」に向いていたが、その後、地球温暖化のせいで寒さがたりなくなり、その気候に適した「豊水」に高接ぎしたのだとか。しかし、今でもごく一部の生産者はがんこに「20世紀」を作り続けている。より甘みの強い「20世紀」。今ではむしろ希少価値?
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専門誌『農耕と園芸』によると和梨導入の歴史は諸説あるようだ。「1984年に平松薫氏がまとめた『ブラジルの温帯果樹』の中では、当時、すでにサンパウロ州ランシャリアの村田典太郎氏が『晩三吉』を始め、『豊水』『幸水』『新世紀』を栽培していたことを述べている。また、『新世紀』はサンパウロ州ピエダーデの村山与一郎氏によって導入されたことが記されている。比較的導入の経過が明らかなのは、やはりサンタカタリーナ州フレイ・ロジェリオ市ラーモスの小川和己氏とその一族によるもので1970年頃に『20世紀』、その後『幸水(1973年)』『豊水(1977年)』」とあるので、やっぱり40周年か。
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日本政府の行政刷新会議が独立行政法人を対象に実施する「事業仕分け」が23日に始まった。昨年の仕分け第一弾でも対象となったJICA(国際協力機構)は、調査研究の経費や人件費などの一段の縮減を求められる厳しい判定。外務省所管の独法ではこのほか、国際交流基金の日本語能力試験、海外日本語教師を対象とする日本語研修などが挙がっている。