ニッケイ新聞 2010年4月27日付け
雨が続いた週末、家の中にいると読み物が欲しくなる。そんな折、2カ月前にカランジルーに新しくできた市立図書館へと足を運んでみた。
ガラス張りで日が差し込む明るいフロアには、居心地のよさそうなソファーが並び、約3万冊の蔵書と約100台のコンピューターが揃う。
噂通り目を引いたのが障害者への配慮で、内容が音声で吹き込まれたCDの本や、車椅子での利用にも高さ調節が効く机、近眼の人向けに大きな文字がついたキーボードなど。
また、1階フロアは年齢別のブースに分かれた児童書専門コーナー、2階は文学、芸術に関する書籍で溢れ、新刊やランキングに入る人気図書も充実している。
全ての人に快適な空間で、記者も読書を楽しんだ。貸出では、1度に5冊まで15日間借りられるそう。ぜひ孫と一緒に利用してみては。(裕)