ニッケイ新聞 2010年5月1日付け
4月29、30日付エスタード紙によれば、昨年のジョゼ・R・アルーダ元連邦直轄区知事のDEM裏金汚職事件の裏帳簿が発見され、リストの中には裏金が支払われた人物として「サルネイ」の名前が記されていたことが発覚した。
2006年の選挙運動の際に作成されたとされるアルーダ元知事のその手書きのメモには、9人の名前が載っており「サルネイ」の名前が書かれた脇には「250/150PG(PAGO=支払い済み)」と記載されている。
ジョゼ・サルネイ上院議長(PMDB)が賄賂を受け取った疑いがもたれているほか、親族のロゼアナ・サルネイ・マラニョン州知事(PMDB)やサルネイ・フィーリョ連邦下議(PV)、企業家のフェルナンド・サルネイ氏らが受け取った可能性もある。
サルネイ上院議長はその事実を否定しているものの、アルーダ氏と個人的な関わりがあったとされることからも疑惑は強まっている。