ニッケイ新聞 2010年5月7日付け
クラブ創立100周年にリベルタドーレス杯での優勝をと願っていたコリンチアンスの夢が、5日の試合で消えた。
準々決勝(対フラメンゴ戦)第1戦を1対0で落としたコリンチアンスには、2点差以上での勝利が不可欠だった。
前半を2対0で終えたコリンチアンスに対し、巻き返しのため猛攻を仕掛けたフラメンゴは、後半開始直後に得点。その後も手に汗握る攻防が続いたが、コリンチアンスは最後まで追加得点を挙げられず、1点差での勝利に終った。
試合終了のホイッスル直後は、準決勝進出の道を断たれた選手やファンが泣き崩れたりする姿も随所に。ファンからは健闘を讃える拍手が送られた他、泣きつつ場を去るエリアスを、夢を砕いた得点者のロヴェが慰める光景も見られた。