ニッケイ新聞 2010年5月13日付け
琉球民謡保存会ブラジル支部(座嘉比昇支部長)主催の第16回民謡大会が4月11日午後2時からサンパウロ市の沖縄県人会館サロンで開催され、75人が日ごろの練習成果を披露した。
座嘉比支部長は開会あいさつで、「ブラジルの琉球民謡は年々盛大になってきた。ひとえに民謡を愛する皆さんのおかげ」と感謝。「ブラジルの大地で我々の祖先が残した立派な沖縄の文化を普及発展させるため、一同がんばっています」と述べ、さらなる支援を呼びかけた。
後援団体を代表して与儀昭雄県人会長もあいさつし、「保存会のおかげで、すばらしい沖縄の伝統芸能がブラジルで盛んになっている」と感謝の言葉を述べた。
開幕合同演奏に続き、大会が開幕。ちびっこ、新人、一般、優秀、最高、グランプリの各部門に分かれ、課題曲を熱唱。当日は会員など約200人が来場し、出場者の健闘に拍手を送った。
合間には上原節子、具志堅洋子、島袋順子各師範の各琉舞道場によるアトラクションもあり、大会に花を添えた。最後には昨年母県の民謡紅白に出場した大城カズコさん、大城ビットルさんによる独唱も披露された。
各部門の優勝者、所属支部は次の通り。(敬称略)。【ちびっこ】宮城あゆみ(サントアンドレー)、【新人・高齢者(70歳以上)】上原ミチコ(カンピーナス)、【新人・一般】嘉数リカルド(サントアンドレー)、【優秀・高齢者】松茂良達子(サンカエターノ)、【最高・高齢者】山城利子(サントアンドレー)、【優秀・一般】金城ゆかり(サントアンドレー)、【最高・一般】真川ゆうじ(ビラ・カロン)、【グランプリ・高齢者】知花八重子(サントアンドレー)、【グランプリ】宜野座クリチーナ。(サンタクララ)。