ニッケイ新聞 2010年5月18日付け
サンパウロ都市圏の携帯電話番号が来年、現在の8桁から10桁への増加が検討されていることを14日付け各伯字紙が報じた。
国家電気通信庁(Anatel)の調査・分析によって提案された今案は、新規利用者への番号確保に困難が生じてきているなど、急速に拡大する携帯電話市場の成長に対応するためのもの。フォーリャ紙によれば、3月のサンパウロ州の携帯電話利用数は、全伯の25・4%にあたる4550万台、昨年同月比で17%の増加を示している。
提案では、新しく発行される携帯番号は通常の8桁の前に10をつけることになる。従来の番号は市内局番(DDD)の11を8桁の前につけて通話することになるが、通話料金は今まで通り市内外で別になるという。
もし市外からかける場合は、0と電話会社番号を押したあとに11か10を押して8桁を押すことになる。措置後は携帯番号の交換時に注意が必要だ。
18日から国民の声を聞く期間が45日間設けられており、その後さらに変更が加えられる予定になっている。