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東西南北

ニッケイ新聞 2010年5月20日付け

 ルーラ大統領に選挙法違反で3度目の罰金―次期大統領にジウマ氏をと願う余り、大統領選に向けた活動がまだ禁じられている事は百も承知でありながら、宣伝をしたくなるルーラ大統領が、3度目の罰金を言い渡された。今回の罰金は、ミナス州で1月に行われた、テオフィロ・オトニ大学の開校式での発言が問題となったもの。1度目5千レアル、2度目1万レアル、今回また5千レアルの罰金だ。2度目の罰金を言い渡される直前、「今度罰金を食らったらお前が払うんだぞ」とジウマ氏に言った大統領。2万レアルの請求書は最終的に誰の手に?
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 日本のNHKでは、サッカーW杯まで後何日と連日放送している。ブラジルでは応援グッズこそ売れているものの、「6度目優勝!」の言葉や選手の似顔絵、国旗などを描いた道路はついぞ見かけていない。コラム子の住む辺りだけの異変か、他の所でもなのかは不明だが、ゴールドマン・サックスは、ブラジルが優勝する可能性は13・8%と報告。W杯80年の歴史の中、南米以外の地でも優勝実績を挙げているブラジルは、最多優勝記録更新の可能性が強いと言う分析は英国でも。カカーとルイス・ファビアノがケガの情報もあるが、本番までには回復と本人達。
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 パルメイラスがまた監督をくびにした。2月18日にサンカエタノに敗北後、当のサンカエタノから引き抜かれて監督となったアントニオ・カルロス氏が、18日に解雇されたもの。同監督とケンカしたとして、品行が問題視されていた選手も共に解雇というが、18日は同監督の誕生日。わずか89日での交代劇だが、後任には、ウズベキスタンのチームの監督を解雇されたばかりの〃フィリポン〃などの名前が出ているという。