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教育現場で助言者受入れ=サンパウロ市の学校で成果出始める
ニッケイ新聞 2010年5月25日付け
サンパウロ市東部の学校では、現場教師の問題などに答えるためのベテラン教師巡回や、学校と地域を密着させる組織を作って学業成績の好転などを図っていると22日付エスタード紙が報じた。
08年度のサンパウロ州教育開発指数が芳しくなかった10校が採った改善策の一つは、ポルトガル語と数学の授業支援各3人、学年主任など管理職支援2人の計8人の後見役教師を巡回させ、現場視察や助言を行うもの。
3年計画が半分過ぎた時点で、10校中4校が09年の州教育目標を上回る成績を上げており、5校も、目標の40~80%までの成績改善。効果が見られなかったのは1校だけだった。
後見役の教師受入れは個々の教師の自由だが、教室に自分以外の教師がいる事を嫌っていた教師の中からも、視察や助言を受け入れる教師が増えてきているという。
10校では、地域から選ばれた人物と共に、現場教師と管理職、保護者間の対話促進のための諸活動や、家庭訪問などの取組みも実施。欠席者減少など、目に見える成果も出始めている。