ニッケイ新聞 2010年5月28日付け
サンパウロ州立移民博物館(=Memorial do Imigrante)では、30日に「第15回移民祭り」が開催される。会場では25以上のバラッカでドイツやペルー、イスラエルなど各国伝統の料理やお菓子が並ぶほか、工芸品も販売される。
午前10時半からは各国のグループによる民族音楽と舞踊のショーが行われイタリア、ギリシャ、ロシア、ハンガリー、スイスなど約15グループが参加。日本は、午後4時より琉球国祭り太鼓の演奏を行う。
今年は、移住130周年記念を迎えるレバノン移民が表彰を受け、ブラジル・レバノン協会のロディ・ブライス会長が出席予定。レバノングループ「Nasser Mohamed」のショーは午後3時から。
博物館館長のアナ・マリア・ダ・コスタ・レイトン・ヴィエイラさんは、「同祭はブラジル国民皆のもの。珍しい文化の発表や食べ物に触れる良い機会です」と来場を呼びかけている。
昨年は、約1万6500人が来場。同祭開催中も展示場はいつも通り開放され、蒸気機関車も運行される。
詳細・ショーの日程は、サイト(www.memorialdoimigrante.org.br/portalmi/)まで。会場(Rua Visconde de Parnaiba, 1316, Mooca)にはメトロ・ブレッセル駅から徒歩5分程度。