ニッケイ新聞 2010年6月1日付け
南アフリカでのW杯開幕を10日後に控え、国内ではテレビ付き携帯電話を含めたテレビ購買が増え、その盛り上がりを反映している。30、31日付伯字紙が報じた。
5月のテレビ販売台数はすでに09年5月比67%の増加で、06年のW杯前に05年比35%増となったのを上回っており、売上高は約80%増となる見込みだ。売れ筋は32インチの薄型液晶タイプ(LCDやLED)で、品不足の心配はないという。
また、同時に人気が高まっているのは、どこにいても試合が観戦できるようにテレビが搭載された携帯電話で、一番安いモデルでは399レアルから販売。アナログ式とデジタル式の両方の機械が用意されており、デジタル式のものは画像が良いと評判が高い。
購買者からは「仕事をしながら全ての試合が観戦できる」、「昼食時も外で観戦できる」と本番を待ち遠しく思う声が聞こえている。