ニッケイ新聞 2010年6月5日付け
W杯本番前の2日、世界ランキング110位のジンバブエとの親善試合を行ったブラジル選抜チームは3対0の貫録勝ち。カカーやルイス・ファビアノも痛みを訴える事無く終了は良かったが、ジンバブエチームのラフプレーが原因と見られる痛みでキーパーのジューリオ・セーザルが前半で退場は予想外。が、キーパーの交代で火がついたブラジルチーム3得点のうち最後の点は、マイコンの代わりに入ったジューリオ・バチスタがかかとであわしたボールをエラノが決めたもの。同国の人々は、世界一のチームが来て試合しただけで大満足だったとか。
◎
聖体祭の休日の3日、サンパウロ市北部では恒例となった第18回目の〃キリストへの行進〃が行われ、発起人であるレナセール教会信者ら200万人が参加。楽隊が乗る車14台が先導する行進には、同教会創始者のエステーヴァン&ソーニア・エルナンデス夫妻らも参加したが、集金活動でも知られるレナセール教会のあり方に反対する信者の中には、〃$HOWは止めよ〃との横断幕を持った人の姿も。
◎
一年で最も花が売れる日の一つでもある〃恋人の日〃の12日は、車の中での子供用の椅子の使用が義務化される初日でもある。年齢毎に形式が決められ、店頭からは姿を消したタイプもあるというから、子育て中の人達にはそれなりに情報が徹底しているのだろうが、孫可愛さにひざに抱いていて罰金などという事のない様に…。
◎
5月31日に起きたイスラエル軍による人道支援船拿捕事件で身柄を拘束されていたブラジル人イアラ・リーさんは、4日にトルコを発ちニューヨークへ。事件の映像などを同市の自宅から世界に発信すると意気軒昂だ。