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JAL直行便の存続を=文協、県連が署名運動

ニッケイ新聞 2010年6月5日付け

 JAL(日本航空)が再建の一環として、東京―サンパウロ直行便を9月に運休すると発表したことを受け、文協や県連が中心になり、存続を願う署名運動を展開している。
 すでに400日系団体に署名用紙を送付、週末などに行われる文協ビルでのイベントでも出席者らに呼びかけている。先月22日にあった「第1回文化フォーラム」では、約170人が応じた。
 日本や県人会関係者らが自主的に署名運動を始め、会員からも「文協が主導すべきでは」との声が上がったことから19日の理事会で決定した。JALは文協の会員だったが、今年脱会している。
 来社した木多喜八郎会長と中島エドアルド事務局長は、「14年にW杯、16年には五輪がある。102年の移民の歴史、これからの経済関係を考えてもブラジルと日本の空の繋がりを切ってはいけない」と訴える。
 県連では、役員会で署名運動をすることが決議され、各県人会に呼びかけている。
 集められた用紙を一本化するかどうかは現在検討中だという。
 応募用紙は文協事務局で配布、サイト「文協ネット」からもダウンロードできる。締め切りは7月20日。
 木多会長は、「ブラジル日系団体の団結を見せたい。会社の同僚、家族、友人に呼びかけてほしい」と話している。
 詳しくは文協(11・3208・1755)まで。