ニッケイ新聞 2010年6月11日付け
7日にサンパウロ市ショッピング、シダーデ・ジャルジンのローレックス販売店Corsageで起こった強盗事件の犯人3人が9日にサンパウロ市南部で逮捕されたほか、容疑者とされる6人が捕まった。10日付伯字紙が報じた。
犯行は、7日白昼に銃を持った若者10人によって行われ、店頭から約60点の時計が奪われた。1点1万2千レアルから12万レアルの品物の総被害額は、約150万レアルと想定される。
今回逮捕に至った容疑者らは、サンベルナルド・ド・カンポ市の警察が行っていたグランデ・サンパウロで起こった銀行強盗事件の捜査上で追跡されていた。
そのうち3人が同ショッピングの従業員であり、目撃者の証言と防犯カメラの映像からローックス強盗事件にも関与していたことが明らかとなった。いまだ、盗難された時計の回収には至っていない。
警察は9日より防犯カメラに写っている映像と15枚の犯人像を公開したほか、盗難した時計を持ち込むと予想される金属商や宝石店を回り、盗難品の行方を追うと共に売買に注意を促している。
5月16日に同ショッピングで起こった宝石店ティファニーの強盗事件との関連性も捜査されている。