ニッケイ新聞 2010年6月12日付け
サントアンドレー市の「日本移民とその子孫の日」記念式典が、16日午後7時から、同市議会講堂「Vereador Joao Raposo Rezende Filho」で開催される。
同式典は94年の法令制定以来毎年実施されているもので、市議会が主催、サントアンドレー日系連合会(牧半治会長)が協力して開催している。同連合会の加盟団体は、ABC、ペドローゾ、旭、ウチンガの各文協と同地の沖縄県人会、ホーリネス教会、本派本願寺、相撲グランデABCの8団体。牧会長と宮岡康雄・旭日本人会会長、保坂栄千雄・ペドローゾ文協副理事長が案内に訪れた。
例年300人が訪れるという同式典。案内に訪れた牧会長は、「移民祭は、苦労した先輩や親たちを尊敬する大事な場。これまでサントアンドレーの日系社会が一生懸命やってきたから、市にも認められている。だから一生懸命やらないと」と話す。
当日は市長、議長など関係者のあいさつ、来賓祝辞のほか、同地日系社会の功労者として古賀正倫さん(84)、高原勝弘さん(89)への表彰が行われる。
子供たちによる踊りなども披露され、終了後は連合会が用意した食事をとりながら懇談する。牧会長ら一行は「サントアンドレーの移民祭はにぎやか。ごちそうもあるので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけた。
市議会住所は、Praca IV Centenario, 02, Centro。問い合わせは同議会(11・3429・5800)または日系連合会(11・4436・7685)まで。