ニッケイ新聞 2010年6月16日付け
来月、第13回日本祭り(フェスティバル・ド・ジャポン)を開催するブラジル日本都道府県人会連合会(県連)、全伯太鼓フェスティバルを行うブラジル太鼓連盟に対し、西本エリオサンパウロ州議員から議員割り当て金による助成金が送られることが決まり、9日午後、サンパウロ州文化局で調印式が行われた。
西本州議はじめ、県連から与儀昭雄会長、坂本アウグスト進実行委員長、杉本教雄前会計担当、ブラジル太鼓連盟から矢野ペードロ名誉会長、島田オルランド譲二会長、伊藤エイジ会計担当ら関係者が出席。文化局からは秘書官補佐のジョアン・マノエル・ダ・コスタ・ネット氏、ヴァルテル・ペラルタ・ジュニオール氏が立ち会い、滞りなく署名を終えた。
2009年1月に州議会議員になった西本氏は、文協桜祭り、援協福祉センター設備、昨年の同祭りなどにも多額の助成金を出している。
今回は県連に6万レアル、太鼓連盟に8万レアルを支援。西本州議は、「日本の文化を守り、ブラジル人にそれを伝えていって欲しい。そのために大切な祭りだから協力します」と文化普及に積極的な姿勢を見せた。
与儀会長は「西本氏は日本祭りの話をすると、すぐに協力の意思を見せてくれた。日系人として日系社会に貢献してくれる素晴らしい議員。これからも頑張って欲しい」と感謝の気持を語った。