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東西南北

ニッケイ新聞 2010年6月17日付け

 15日のブラジル対北朝鮮戦を野外の大型画面で観戦した人は相当いるようだが、リオ市では試合観戦中に路上で立小便をした33人を逮捕したとのいただけない報道も。ルーラ大統領や同候補者達は一様に勝利を祝ったというが、内容が気に入らなかったのか、コパカバーナではフェスタもなく観客が散ったとある。一方、現地での北朝鮮応援団300人は、政府が旅費負担で送った男性ばかり。応援団にはリーダーがおり、ここで叫ぶ、ここで立ち上げるなどの指示を出していたとか。試合すら16日に同国内で放映ともいうから報道管制も予想以上?
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 W杯も16日からは第2戦開始。初戦最後の2試合はHグループのチリ対ホンジュラスとスイス対スペインで、チリとスイスが共に1対0で勝利をおさめた。最初の第2戦は南アフリカ対ウルグアイ戦。開催国の南アフリカには悪いが、コラム子としては南米チームの勝利を願いたい。
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 15日夜地下鉄内のテレビ画面に、イランがブラジルやトルコと調印した合意文書はまだ有効と発言したとのテロップ。国際社会では、EUがイラン産原油取引で新たな制裁を科すなどの動きもある様だが、イラン孤立化を避けたいブラジルとしては国連でのアモリン外相の努力に期待したいところ。
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 サンパウロ市西部のジャルジン・パウリスタで16日に強盗未遂事件発生。12時半頃パンプローナ街でバイクに乗った男性が乗用車に接近し、車内にいた人2人の所持品を盗もうとしたという。事件は未遂に終り、銃で撃たれ負傷の男性は病院で治療を受けた後、警察の取調べ。サイトには誰が発砲したかの記載がないが、パウリスタ近辺の強盗事件発生は増加傾向にあり、警戒が必要だ。