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W杯開催年は火傷増加=フェスタもある6、7月

ニッケイ新聞 2010年6月18日付け

 サッカーW杯開催年は火傷患者が増えるとの警告記事を13日付アゴーラ紙が掲載した。
 火傷治療で定評のあるサンパウロ市立タツアペ病院での6月の火傷患者は、07年11人、08年4人、09年ゼロに対し、06年18人。今年は既に1月30人、2月1人、3月31人、4月15人の計77人が来院した。
 この傾向はクリニカ病院でも同じで、07年2人、08年5人、09年4人に対し、06年は14人。06年に火傷で入院した患者4人中3人は6月に来院している。
 ヴィートル・ブアリデ形成外科医によると、W杯開催年の6、7月の患者数は、例年の65%増しになるという。
 6月はフェスタ・ジュニーナもあって火傷患者が増えるが、試合を盛り上げるための花火での事故を避けるには、正規の許可を受けた店での購入や使用時は大人が立ち会うなどの注意も必要だ。