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ニッケイ新聞 2010年6月19日付け

 熊本県人会の先亡者追悼供養が始まったのは、現在顧問を務める長瀬隆さんが会長を務めていた時で、県連が主催する日本移民先亡者追悼法要がモデルになったそうだ。「寺に行く機会がない会員らから強い要望があって始まった」と語る長瀬さんは「会員の心が一つになるよい行事になった」と目を細めていた。
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 今年のイビラプエラ開拓先没者慰霊碑での法要には、33県人会の過去帳35冊が持参された。この過去帳は、移民80周年の折りに日本の淑徳大学長谷川仏教研究所から寄贈されたもの。会によっては引越し等の際に行方が分からなくなっているものもあるそうだが、中には2冊目になっている会も。その保存の良さには大使や総領事も感心した様子だった。
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 JICAシニアボランティアとして01年から援協施設で栄養士の指導をしていた宮城都志子さん(64、沖縄)が14日に来伯し、サンパウロ市はもちろんサントスやカンポス・ド・ジョルドンなどで旧交を温めている。今回の主目的はなんといっても、急逝した小畑博昭元援協事務局長の追悼式(20日午後1時半、援協福祉センター、ファグンデス街121番)に出席するためという。沖縄県栄養士会相談役の多忙な身ながら、びっしり入っていた今月の日程を全て日延べして、むりやり時間を作ったとか。地球の反対からの出席に、天国の小畑氏もさぞや喜んでいることだろう。