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PT本部とマラニョン州=ハンガースト後に合意成立

ニッケイ新聞 2010年6月22日付け

 民主社会党(PMDB)との共闘でジウマ・ロウセフ氏の大統領選勝利を狙う労働者党(PT)党本部が、マラニョン州知事選では各自の判断で支持者を決める事を認めたと19日付フォーリャ紙が報じた。
 大統領選でのPMDBの協力を得るため、マラニョン州知事選では現職のロゼアナ・サルネイ氏支持を決めた党本部の意向に対し、それ以前からブラジル共産党のフラヴィオ・ディノ氏支持を決めていた州党員が不満の意を表明していたもので、ドミンゴス・ドゥットラ下議と党員のマノエウ・ダ・コンセイソン氏は1週間前からハンガーストを決行していた。
 両氏の健康状態が悪化して医師の手当てを必要とするに至ったのを見た党本部は、同州から選挙戦に出馬するディノ派党員には、ロゼアナ氏支援活動にも同じ時間を割く事を条件に、ディノ氏への支援活動を許可。
 テレビやラジオでのディノ氏援護は禁じたものの、ロゼアナ氏への票を乞う発言の必要もなしとした上、パンフレットなどにも自分が支持する知事候補の名を記す事を認めたという。