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W杯日本代表=0対1でオランダに惜敗=24日、決勝Tかけデンマーク戦

ニッケイ新聞 2010年6月24日付け

 サッカーW杯の日本対オランダ戦が19日午前8時半から行われ、リベルダーデ区のニッケイパラセホテルに設置された大画面のテレビの前に応援者が集まった。日本の国旗を持っての応援も届かず、0対1での日本チームの敗戦に観戦者は肩を落とした。
 0対0で迎えた後半始め、攻めの姿勢を崩さなかったオランダが一点を獲得。ゴールキーパー川島の手がボールをかすめたものの、勢いの付いたシュートは方向を変えず惜しくもゴール。その瞬間、張りつめていた雰囲気の会場からは一斉に溜息がこぼれた。その後もオランダの攻撃は続き、日本はなかなかゴールチャンスを掴めないまま敗戦となった。
 朝早くから待機していた兵庫県人会の尾西貞夫会長は、「勝って欲しかったけど、後半の流れが悪かったね」と残念そうな表情。山下陶哉さん(40、二世)は、「悔しいけどオランダも強かった。闘莉王にもっと活躍してもらいたかった」と話していた。
 歌手の平田ジョーさんも一緒に観戦、敗戦にがっかりしながらも「次の試合で日本が勝った時には、歌を歌って祝おう」と会場を活気づけていた。
 決勝トーナメント進出をかけた日本対デンマーク戦は24日午後3時半から行われる。