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14年W杯のサンパウロ市開催へ=新競技場建設をアピール

ニッケイ新聞 2010年6月25日付け

 今月16日FIFA(国際サッカー連盟)は期限内の改修資金の保証提示がなかったことからサンパウロ市モルンビー競技場を14年W杯試合会場から除外したが、カサビ市長はピリトゥーバでの新競技場建設プロジェクトを採用したことをFIFA役員に通達し、試合開催地としてサンパウロ市をアピールした。24日付エスタード紙が報じた。
 ピリトゥーバに競技場が完成された場合、サンパウロ市での開会式開催の可能性も出てくる。同案件で計画されていた会場は当初4万5千人収容規模だったが、開会式会場として条件を満たすためには6万人を収容できなければならないことから、新たに具体的な建設構想と予算案が打ち出された。
 同案件はモルンビー競技場の正式な除外後、有力候補の一つとされていたが、市長からの公式な形での構想発表などはされていない。
 その他にも、モルンビー競技場代替案としてパルメイラスやコリンチアンスの新競技場の拡張案があがっている。14年W杯の会場に関するFIFAでの具体的な議論は、南アW杯終了後となる。