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ブラジル決勝Tも順当勝ち=得意のチリ相手に3対0

ニッケイ新聞 2010年6月29日付け

 サッカーW杯決勝トーナメント3日目となる28日、過去65回対戦して46勝7敗と相性の良いチリを相手に試合に臨んだブラジルは、3対0で準々決勝進出を決めた。
 カカー、ロビーニョが復帰し、エラーノの代わりにダニエル・アウヴァス、フェリッペ・メロの代わりにラミーレスを投入して行われた試合は、両チーム無得点のまま前半も半ばまで進んだ。
 均衡が破れたのは前半34分。マイコンのコーナーキックを頭であわせたフアンが先制点。続く38分には、左サイドをドリブルで駆け上がったロビーニョの球を受けたカカーがルイス・ファビアノにパス。前進守備でシュートを阻もうとする相手キーパーをかわしたL・ファビアノは、体勢を立て直しつつ2点目を押し込んだ。
 後半14分にも、チリ攻撃陣の球を奪ったラミーレスが自陣から相手陣営半ばまでドリブルで運んだ球を受けたロビーニョが、ほとんどフリーの状態で決め、駄目押しの3点目を挙げた。
 1点でも返したいチリはその後も反撃を試みたが、ブラジル守備陣に阻まれ無得点。ブラジルはL・ファビアノ、カカー、ロビーニョに代え、ニルマール、クレーベルソン、ジルベルトを投入する機会までえて、余裕の8強入りを果たした。