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ヴヴゼラ工場嬉しい悲鳴=W杯効果は一般家庭にも

ニッケイ新聞 2010年6月29日付け

 南アフリカのサッカーW杯など、スポーツ観戦には欠かせないコルネッタと呼ばれるラッパが、今年は〃ヴヴゼラ〃の名で飛ぶように売れ、製造業者は注文を断るほどの盛況だという。
 26日付エスタード紙によると、サンパウロ市リモン区にあるラ米一のヴヴゼラ製造業者ブラジルフレックスでは、24時間体制で製造しても注文を裁ききれず、新規注文はお断り。今回のW杯用には既に100万個以上を製造し、アルゼンチンに2コンテナ分、ウルグアイにも1コンテナ分を輸出した他、〃ヴヴゼラ〃と改名するきっかけとなった南アには3コンテナ分を輸出したという。
 また、ブラジルの試合の日は、皆で集まり観戦という人も多い事から、普段なら週末にもたれる事の多いシュラスコが平日に供される機会も増え、試合前日の肉の売上は前年同期比25%増。ブラジルが決勝まで進んだ場合、肉やつまみなどの食材、バールやレストランでの外食費などを合わせた出費は、一人357レアルとの試算まで出ている。

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