ニッケイ新聞 2010年7月1日付け
滞伯4カ月目、サッカーW杯は例年になく楽しませてもらっている。
元々サッカーに関心がなく、大会前は日本、ブラジル共に代表選手の名前を1人も知らなかったし、なぜそんなに熱くなるのかもわからなかった。
だが今回は、リベルダーデで行われた日本代表の観戦会を取材で訪問。何度も訪れるうち、その熱気に侵され次第に興味が沸き、先月29日の日本対パラグアイ戦では、いつの間にか手に汗握って「行け!行け!」「止めろ~!」と叫んでいる自分に気が付いた。
サッカー大国といわれるブラジルでW杯の時期を迎えることが出来てよかったと今思う。
時に青、時に黄と緑。所変れば衣も変るコラム子だが、それも楽しみながら、惜しくも敗れた日本に「ありがとう」。勝ち進むブラジルに「頑張れ」とにわかで恐縮ながらメッセージを送りたい。(秀)